みやぎっ子『食』・『農』みらいプロジェクト
当団体では、団体設立以来、様々な食育活動を計画し、実践してきました。しかし、まだまだ多くの課題と、活動1回あたりの質を高め、子供たちがより分かりやすく、より成長の糧となるような経験ができるよう、もっと頑張らなくてはいけないと思っています!!
また、活動や企画の内容が一部の決まった方にのみ提供されるのではなく、より多くの方や様々な家庭事情を抱えている子供たちにも届くように進めていく必要があると考えています。
活動に参加するためには、親(保護者)の協力が必須であることが多いため、保護者の協力が得られない子供たちには、どうしても活動が届いていないという現状もあります。
これからは、より多くの子どもたちが、気軽に、安全に、楽しく学べる『場』をどのようにしたら作れるのか?を検討し、実践し、その都度多くの方々の意見をもとに改善し、本団体の活動をより多くの地域で広めていけるための基礎作りが必要と考えます。
そのためには、活動内容・交通手段・安全の確保・協力者の発掘・実施可能場所の選定と、検討事項は多岐にわたり、これら1つ1つをより優れたものにするための基礎を築いていきたいと考えています。
平成30年度から5か年計画で子供たちの『食育』を推進できる環境づくりの取り組みを行い、活動内容や途中経過を随時報告しながら、みやぎの子供たちがより成長できる取り組みを行えるよう努力していきます!!
【食育支援事業】
宮城県内の親子を対象に、低価格で参加できる『料理教室』を主とした食育活動の提供を継続して実施する。
(仙台市宮城野区:1回あたり4時間程度、平均参加者見込み45名程度)
また、地域の小学校・児童館・子ども食堂等の子どもたちが集まる場での無償の料理教室、食育イベントの補助なども併せて行う。(子ども食堂・活動地区内の小学校、保育園等に活動趣旨を連絡し、食育活動の希望を募る)
【農作業を通した親子の触れ合いと知識向上支援事業】
農作業体験活動の実施。
無料、または低価格の料金設定とし、農業の基礎的な学びと経験を『親子でともに』実施できる取り組みを行う。また、そこで採れた農作物を調理し、『食』・『農』を関連付けた複合的な学習の場の提供を行う。
(主活動地:仙台市宮城野区岡田新浜地区・団体借用農地にて:1回あたり4時間程度、参加者平均見込み各回50名程度)
【地域交流事業】
団体の活動内容発表や、子どもたちの取り組みをより多くの方に知ってもらえるための活動を行う。
また、それらの機会を『職業体験』の活動場として位置づけ、子どもたちの経験拡大の場として活用する。
(地域のお祭りやイベント時、市民センター祭り等で実施する。)
(仙台市宮城野区:1回あたり6時間程度、参加者平均見込み各回15名程度)
活動内容詳細
①食育活動・・・『料理教室』を主体とした、調理技術の向上、食材や食品に対する知識の向上をはかる活動。
②農作業体験プログラム・・・種まきや土づくり、野菜の植え方の基本、手入れ・管理・収穫など、農業や農作物に対する基本的な知識と技術力の向上を目指す活動。
※収穫した農作物は、料理教室で使用し、農作業体験を通した調理活動をすることにより、子どもの総合的な食育力を高める。また、収穫物を小学校や子ども食堂へ無償提供し利用いただくことで各団体の費用負担軽減と、子どもたちの活動の『意義』を高めていく。
③食育出前講座・・・県内で開催されている『子ども食堂』にて、食後や特別日に、参加する子供たちを対象とした食育活動の提供。また、小学校や地域の市民センターと共同し、『宮城の食文化』や『宮城の野菜』などをテーマとした講座の実施する。
①と②の活動に関しては、利益を一切求めない、活動に実際に必要な料金だけを参加者に負担いただく低価格の活動とし、一般的な募集だけではなく、子ども食堂関係者や地域の民生委員さんなどに協力をいただき、必要性の高い子供に情報が届くようの計画・募集スタイルで進めていく。
また、支援が必要な子供たちの各地の状況を、地域の民生員さんや行政関係者と連携し、情報収取に努め、積極的な声がけやチラシの配布を通して参加しやすい状況づくりに努める。
※会場まで向かう手段などの問題で参加を躊躇される方も多いため、レンタルの送迎バスを導入するとともに、活動の際に食事の提供を確実に行うことで、参加親子の負担を減らすなど工夫をする。
※『親子参加』を基本とするが、行き帰りのサポート体制が整っている場合は、子供たちだけでの参加も可能とする。
③に関しては講師料等の受け取りは一切しないものとし、また、食材の提供やスタッフの派遣等に関しても当団体の費用で行い、対象団体の費用負担を軽くし、より多くの食育活動が実施できるように進めていく。