春の野菜植え付け体験を行いました!!
4/29に今年度第一弾!『チェーンポットを使ったネギの植え付け体験』を行いました☆
長ネギの栽培は、昔は、種をバラっと撒いて、発芽し、15センチくらいまで成長させたものを一度すべて抜き、長さをそろえて、1本1本植え直す!というとても大変な作業をしていました。
しかし、最近では、『コート種子』という、種をコーティングして、1粒ごとのサイズをそろえる技術が開発されたため、そのコート種子を、均等に撒くことができるようになりました。
均等に巻けるようになると、『撒く場所』も専用の機械を使って調整できるようになるため、『チェーンポット』という、1つ1つが紙でできていて、1列に並べられるポットに撒くことで、“種まき”から“植え付け”までを1連の流れでできるようになり、500本を植えるのに1時間かかっていた作業が、たったの5分で植え付けられるようになっているというとてもすごい革命が起きているのです!!!
今回は、その『革命』を子どもたちにも知ってもらい、体験してもらい、『農業=大変』というイメージが、『農業=楽しい』に変わるように、あえて、チェーンポットによる播種と、植え付けを体験してもらったのです!!!
実際にやってみると、すごく楽しいのです!!これ。
種を専用の枠に入れ、脇のボタンをカシャっとすると・・・なんと512個の種が一瞬でポットの中に落ちます。 それに水をかけ、ハウスに入れておくと・・・苗が出来ちゃう!!!
その苗を、専用の機械にセットし、引っ張るだけで、ネギが一瞬で植えられちゃうんですよ!!
もちろん、その前段階として、畑を作る作業や、道具をそろえる作業も多々ありますが、『大変・きつい・辛い』と言われている農業とは全然違って、こういうものを経験した子どもたちには、『農業』というものが将来の職業選択に入ってくるのでは?という期待もあります。
実際に体験した子供たちは大はじゃぎで、「もっとやりたい!!」と、とても楽しんでいました♪
食後にもっとやりたい人を募ったのですが・・・たくさんの子どもたちが残って、農作業をしてくれました。
農家の人と話すと、「跡を継いでくれる人がいない」と嘆かれることが多いのですが・・・、子どもたちへの『魅せ方』や『アプローチ』の方法で、同じような農作業が、まったく違って見えると思うし、子供たちも、“農業”っておじいちゃん・おばあちゃんが黙々と淡々とやっている華のないようなイメージがあると思うのですが、小さいころから、こういう『楽しい農業』を経験することで、“職業”として感じるものもあるはず!!
今回は、ネギの播種・植え付けと、じゃがいも・白菜の植え付けを体験してもらい、おひるごはんもみんなで食べ、午後から『もっとやりたい!!』子どもたちと一緒に、堆肥運びリレー、マルチ張り競争、里芋植え付けなど等、GWの前半を“夢と希望のある農業体験”を通して、食育活動を行ったのです!!
毎日食べているお米や野菜。当たり前に売っているお米や野菜。
でも、こういうものを誰かが何かしらの方法で作っていて、それが実際どのように育っているのか・・・知らないことがいっぱいだと思うのです。
毎日のように料理や食材に触れている私でさえ、初めて知ることがたくさんあり、その中には、“子どもたちがキュンキュンする”ような面白い作業や、“知らなきゃ損”する話、“日本人として絶対に知ってなくてはいけない”大事なことがあります。
そういうことを拾い、子供たちが理解でき、興味を持てるように変換し、実際子どもたちが体験できる機会を作っていくことで、将来の日本の農業や、食文化の継承・維持にも繋がっていくのではないかと思う、素敵な休日の1日でした!!