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5月12日(土曜日)に【さつま芋(仙台金時)】の植え付け体験を行いました☆

新浜『食』・『農』学校プログラム with みやぎっ子食農くらぶ の合同企画です!!!!

皆さん、“金時芋”って知ってますか??

この世の中に、金時芋という名のサツマイモは実は存在していません。

金時という言葉がちょっと独り歩きして、ブランド化しつつありますが・・・・あくまでも、金時種という分類の一つで、代表的なものに、“鳴門金時”とか“五郎島金時”などがあるのですね~。

普段、宮城県のスーパーでは、“ベニアズマ”などのいわゆる一般的なさつま芋が中心的に売られていて、“鳴門金時”のような金時種のサツマイモは見かけません。

最近では、“安納芋”のようなまた特殊なさつま芋も売られるようになっていますが、東北人にとって、金時種のサツマイモはあまりなじみがないのですね。

しかし、西日本では、金時系のサツマイモは大変人気が高く、ベニアズマなどよりも高級種として売られています。

今回は、“仙台金時プロジェクト”という活動とコラボして、鳴門金時の本場『徳島県』から苗を仕入れて、宮城県の仙台市で、本場の鳴門金時を育て、それを『仙台金時』として広めていこう!! という、企画なのです!

子どもたちに、『さつま芋』の植え付けを体験してもらい、成長過程を見て、学んでもらいたいと思い、さつま芋を栽培対象にしました!!!

そもそも、『さつま芋』はどうやって作るか?皆さんはご存知でしょうか??

一般的な野菜は、種をまき、葉を育てて苗にし、それを植えます。

じゃがいもや里芋、長芋は、芋自体を畑に植えて、それが成長して新たな芋を作り出します。

しか~し、さつま芋は、そのどちらでもありません!!!

さつま芋は、普通の野菜や芋とは違い、『芋を植えて、そこから出てくる“つる”を畑に植えて芋を作り出す』というちょっと変わった栽培です。

そのため、『苗』に該当するものは、芋から出てきた『つる』であり、つるを土の中にぶっ刺すだけの作業なのです!!!

だから、家の庭でもできるし、マンションなどに住んでいる人は、培養土に穴をあけて、さつま芋の苗ヅルをぶっ刺しておけば・・・・秋にはさつま芋がざっくざく!!!なのです。

この作業は、何百年も前から続いていて、みんなも普段当たり前のようにさつま芋を食べているのに、意外と知っている人が少ない!!! 毎年、この話をすると、驚く親御さんも多いのです!!

どんな野菜でもそうですが、『自分で育てた』という経験は、実際に食べるときに、味を大きく左右しますし、野菜の成長過程を見て、大変な管理作業を経験することにより、『物の本当の価値』を知ることができます。

「僕はさつま芋が嫌い!!」と普段残す子供も、実際に植え付け・管理・収穫を体験することで、『残し方の質』も変わってくるのではないかな??なんて思うのです。

そして、農作業体験などを『親子でともに』行うことで、家族の思い出となり、さつま芋が食卓にのったときに、会話の花が1つ咲くことでしょう。そういう経験から得た思い出は、きっと子どもの心にも深く残り、『家族の絆』を高めてくれるものになると、当団体では考えています。

今回も、たくさんの家族が参加してくれ、一生懸命さつま芋を植えてくれました!!!

全部で1000本! 1つの苗に3個程度のさつま芋が付くとして・・・・なんと3000個のサツマイモです!!!

実際にはそんなにとれないと思いますが(笑)10月の収穫が楽しみです!!

今回は、さつま芋の植え付けのほか、コーンの種まき、機械による畝立て体験、マルチシート張りなどなど、たくさんの農作業体験をしてもらいました!!

第一次産業である“農業”の担い手が無いと嘆いている人がたくさんいます。 でも、今回の農作業体験で楽しそうに活動していた子供たちもたくさんいました!!

農業は、つらいとか大変とか、悪い側面だけがクローズアップされがちですが・・・・、小さいころからいろいろな農作業体験を『楽しく』やることができれば、きっと、『農業』に対する子供たちの価値観も変わっていくのでは?とも思います。

楽しみながら、たくさんの『へぇ~』という発見をしてもらい、実際に出来たものを収穫した『喜び』や、それを食べて『感動』してもらい、そして、それが家族の思い出作りになるような活動を、今後とも続けていきたいと思います!!!

この企画は、平成30年度宮城野区まちづくり活動助成事業を活用して実施しました!!

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