野外調理&果物狩りイベント のご報告★
今年は、イベントごとが、ことごとく『雨』にあたるのよね~!!
今回も、『雨』の中でのイベントとなってしまい、しかも、山形での開催だっただけに、参加してくれた皆さんには本当に感謝♪でした。
今回の企画は、『野外調理』と『果物狩り』をセットにしたお外での活動!!
家の中で、家電製品に囲まれて、きれいな水と、豊富な調理器具の中で料理を作れる技術は大事。
でも、東日本大震災の時のように、電気は消え、水道も出ない、ガスなんていつ復旧するんだい?という環境でも、生きていくためには『食事』が必要。
最初の何日かは『非常食』で過ごすのもありだけど・・・冷蔵庫にしまっていた食材はどんどん悪くなり、非常食もそこが付く!!なんてことになる。
そんな時に、火のつけ方もわからない、そもそも火の危険性も知らない、八方ふさがりで何も食べられない!!ってなったら困っちゃうよね。
大自然の中で、環境が悪くても、ある程度の知識があれば『料理』は作れる!! それらすべての知識・技術を知らなくても、『やったことがある!』という経験は、きっと将来、万が一の時に役に立つし、普段の当たり前の環境が、どれだけ恵まれていて貴重なものなのかを知るきっかけにもなる!!
といつものように長い前振りを(笑)
自分たちが小さいころは、近くに『マッチ』なるものがあり、ガス台で調理していたため、『火』が危険ということが当たり前にわかったけど・・・『オール電化』に囲まれ、いつでもお湯が出て、ボタン一つで加熱できる時代の子供たちこそ、『野外で、自然を感じながら料理を作る』ことで、たくさんの学びや経験が得られると思うのよね。
それを親子で体験することで、そういう大事な情報や技術を、『親が子に伝える』きっかけにもなるし、こういう経験から、“今度は家族で行ってみよう!!”とか、“定期的に野外の家族活動を増やそう!!”なんてことに繋がれば本望です。
人生は『ちょっとしたきっかけ』で大きく変わることがある。虫が苦手で、雨でちょっとでも服が汚れることが嫌いで、室内でゲーム&スマホばかりしている我が家の跡取り(笑)も、みんなと一緒なら、雨でどろどろのキャンプ場を駆け回り、虫がいたベンチに平気で座り、電化製品が無い環境でも自然を楽しむことができる!!そういう『きっかけ』をどれだけ多く作ってあげられるのか?も親の仕事なのかもね?
今回は、ピザ生地を子供一人一人が捏ね、伸ばし、畑で採れた野菜をトッピングして石窯で焼いてもらいました!
それに、畑の野菜と、昨年子供たちが仕込んだ味噌を鍋にぶち込み薪で煮詰めたちゃんちゃん焼き。
ちょっと焦げて煤が付いたり、炭が混じるくらいのワイルドさが醍醐味出し、炭火で焼いたら、どんな肉でも大概うまくなる!! それをちょっとでも感じ取ってもらえればOKなのよ♪
その上、午後からは『サクランボ狩り』まで家族で出来るんだから、幸せよね☆
今年は、山形のサクランボが非常に不作な年なんですって。
たしかに、予約の時点から、『人数制限が入る可能性がある』って言われてたのでちょっと気になってたんだけど・・・春先の猛暑の影響で、いつもの年の6割程度の出来らしい。
これも『自然』の1つよね。
スーパーに行けば、いつでも何かしらの食材が並んでいて、お金さえ出せば必ず買うことができる。
でも、それらの『食材』を作る農家さんや漁師さんは、“自然と戦いながら”日々努力し、一喜一憂しながら食べ物を供給している。
そして、『パックに入った綺麗に洗われたサクランボ』とは違う、『木に成っていて、カビが生えていたり、割れていたりするさくらんぼがある!』ってことを自分の目で見て、体験することがどれだけ大事なことか。
そんなものをすべて感じてもらえるわけではないけど、こういうちょっとした時間が子供たちの将来を支える基礎となり、経験となり、この体験をした子供たちが、親になり、また次の世代に繋げていくのよね。