ネギのひっぱり植え体験!!!と芋煮♪
当団体の主力野菜『長ネギ』。
実は1年間で5回も植えるタイミングがあるのです。
ただし、この辺りの地区では、前半・後半の年に2回がベースで、なんと言っても9か月も土の中に眠るため、畑の土づくりがとても重要な野菜です!!
当団体がお借りしている土地は、東日本大震災の津波被害が甚大であった土地で、土そのものも入れ替え、塩害も多少残る地域のため、植えられる作物も結構限られます。
長ねぎは、そんなハンデのある畑でも立派に育ってくれています。
『農家』や『農業』は子供たちが将来なりたい職業ランキングに全然入らない職業です。
だって、地味だし、大変だし、リスクも大きいし。
そもそも、子供たちが、その子供を育てる親が『農業』に触れることなく育っているから、なおさら職業選択肢に入らない!!
でもみんな毎日野菜を食べて生きている。
ちょっとおかしな現実です!!
今日やったネギの引っ張り植えは、1枚のケースに、約500本のネギが『チェーンポット』という紙製の容器に植えられていて、それを引っ張って植えることで、1回で500本ものネギを植えることのできる道具・植え方です。
これを体験した子供は、99%以上『楽しい!』と答え、多くの子供が『もっとやりたい!』と言う。
親御さんもそうだ。
実際に自分でやってみると、とても楽しく、そして、その植えたものが隣に成長した姿で植えてあり、昼に試食し、美味しさにも感動する!! その瞬間、『農業』の魅力や『すばらしさ』、『尊さ』のようなものを肌で感じることが出来るようになる。
そんな時間って、素敵だと思わない??
日ごろ自分たちの口に入っているものがどのように植えられ、育てられ、売られるようになるのか?
そういうことを学べる機会って本当に少ない!!
農家さんも『毎日忙しい』と、この偉大で尊い作業を子供たちに伝える機会を持たない。
こんな素晴らしい経験をした子供は、職業選択しないとしても、きっと『野菜の価値やありがたみ』を実感でき将来へ繋がる。
こういうことをやれる人、やってくれる人が本当に少ない!!って思ったから、うちの団体ではこういう時間を大切にし、今後もより多く提供したいと思っています。
また、コロナ禍で、農作業活動にも人数制限をしなきゃいけない現状があるので・・・新たな取り組みパート3を考えています!! その名も『お家で農育』です!
畑に来て、いろんな人と、すごい機械を使ってする農育ももちろん大事だけど、家だって出来る農育はあるはず!!
たまにしかこれない畑で野菜を植えるよりも、毎日、自分の家の庭やベランダ、縁側で野菜の成長を感じ、観察し、食することができれば、それは立派な農育であり、食育です!!
それを、宮城の子供だけじゃなく、全国の子供たちとやってみよう!!!
そんな企画をやりますよ♪
お楽しみに☆
この活動は、キユーピーみらいたまご財団の助成を受けて活動しました!!
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