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令和3年の『稲刈り』にあわせて稲の状態を確認してきました!

令和3年も品種は『ササシグレ』です。 宮城県を代表するお米と言えば、現在では“ひとめぼれ”ですが、一昔前は“ササニシキ”でした。 味もとても良く、あっさりとして、旨味・風味の強いササニシキは、宮城を代表するお米として全国的にも有名で、現在でもお寿司屋さんなどには圧倒的な人気です。

そのササニシキの親系統の品種が“ササシグレ”です。 このササシグレの特徴は、『圧倒的な美味しさ』です。 本当に、感動します。このお米の味は。

ただ、『とても病気に弱い』特徴があり、宮城でも、大規模な範囲でいもち病が発生し、その対策として“ササニシキ”が登場したという歴史があります。 病気対策、耐性を付けた分、『味』だけで比べると、やはり『ササシグレ』の方が美味しく、その栽培の難しさから現在はほとんど普及していません。

ただし、その『味』に魅了された人が、現在でも作り続けていて、その一人が、当団体の水田体験の協力者、澤口さんです。

澤口さんは、一切農薬や人工的な肥料は使わず、水田の『耕起』すらほとんどしません。 そのため、除草作業も手作業で、収穫時も大きなコンバインでの収穫ができない!! 現代の米作りではありえない伝統的なコメ作りを続けています。 農薬不使用の水田は、たくさんの昆虫や魚が泳ぎ、農薬不使用の証として『メダカ』も放流しています。 肥料分が少ないお米は、市販の現代農法のお米より粒が小さいです。 その代わり、旨味がぐっと詰まり、味も香りも全く別物のお米に仕上がります。 もちろん、こんなに手間暇をかけて作るお米は値段も高く、1kgあたり750円~1,000円前後するため、一般的なお米の2~3倍です。

ただ、一度食べてしまうと、本当にとりこになってしまう『魅力』があります。 収穫後も『天日干し』をして水分量を調整し、日光に当てるためうま味もつまり、『乾物』のような香ばしさも感じます。

こんな貴重なお米の栽培体験ができること、食べられること、歴史を知れることは、宮城に住む子ども達にとっても大変貴重であるとともに、その事実を知り、体験した子供たちの中から、『想い』を繋ぐ人が出てくるのだと思います。

10月9日(土)に今年度の稲刈りを実施しますが、そういう部分も伝えられたらと思います。 ※稲刈りの体験に関しては申込終了となりましたが、お米の販売は数量限定で実施予定です。 ササシグレの『味』と『想い』と『歴史』を感じてみたい方はご連絡ください! ★1kg700円(玄米)にて販売となります。 ★贈答用の地方発送も可能です。 伝統農法農家澤口さん https://sendai-resilience.jp/.../20201125_entry05_01.html


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